認知症の診断から治療・介護までを幅広くカバー

認知症医療センターとは

認知症に関する電話相談・面談、専門的な診断・治療を行います。かかりつけ医や病院・施設などと連携を図りながら、認知症の方が住み慣れた地域で安心して生活が続けることができるように取り組んでいます。

センター長より


令和3年7月より朝倉記念病院認知症医療センター長に就任いたしました。

センターは平成26年12月、福岡県認知症医療センターの指定を受けました。初代センター長末次基洋は老年精神医学、特に認知症の専門医で、九州大学、精神医療センター太宰府病院で長く認知症の研究や診療に携わってきました。当院では、平成21年より「もの忘れ外来」を開設して認知症や高齢者の精神障害の診療を行ってきました。その後を受け継いでセンター長を務めることになり身の引きしまる思いです。なお、末次前センター長は毎週水曜日に当センターで引き続き勤務を続けます。

認知症は、通常の老化現象としての脳の機能低下から重度の認知症までと幅が広く、うつ、幻覚、妄想などの辺縁症状によっては多彩な病像が出現します。また、アルツハイマー型認知症のほかに血管性認知症、レビー小体型認知症など鑑別診断が必要となる認知症もあります。さらに、認知症に似た病状が出るうつ病などの精神疾患との鑑別も必要です。きちんと診断したうえで治療や療養の方針を立てることが大切なのです。

当院認知症医療センターでは認知症の診断、治療や介護などの広い分野の相談までお受けします。もの忘れ、意欲低下、混乱などの症状がある方、あるいは介護施設の利用などについてお気軽に相談していただければと思います。

朝倉記念病院 福岡県認知症医療センター
センター長 林 道彦

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